東野圭吾氏の「パラレルワールド・ラブストーリー」を読みました。
◆ ネタバレあり ◆
私はもともとSFが好きです。本屋さんを歩いていてふと目に飛び込んできたタイトル、推理小説で有名なあの東野圭吾氏のSFということでした。東野氏の小説は今まで特に避けていたわけではないのですが、なぜか一冊も読んだことがありませんでした。そのため先に推理小説の有名どころを一冊読んでからにした方がよいのかとも思いました。でもいかにもSF的なわかりやすいタイトルに心を惹かれ、読んでみました。
とにかくおもしろかったです。
東野圭吾氏というと推理小説、ミステリー小説のイメージが強いので、いくら有名だからってSFも、って欲張りすぎではないかと正直あまり期待するのはやめようと思って読み始めました。でもやっぱり売れているのには理由があるのですね。おもしろかった。そしてちょっとしみじみもしました。
序章からいきなりドキドキハラハラするエピソードがあり、一気に物語内に引き込まれました。そしてすぐに場面が変わり、最初のエピソードに登場した女性が親友の恋人として主人公の目の前に再び現れる。さらに次の章では主人公はなぜかその親友の恋人と一緒に暮らしている。何なの?何があったの?この章と章の間の月日でドロドロの三角関係があったのかしら?いったいどうなっているの?と疑問がどんどん頭の中にふくらんでいきました。続きが、結末が気になって、一気に読んでしまいました。寝不足になるほど夢中になって読んだ本は久しぶりです。読んでよかった。友達がいたら絶対にすすめたい、そういう小説でした。
東野圭吾氏の他の小説もいろいろ読んでみたくなりました。
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